30まで残りわずかな独身女子が、仕事やら恋バナやら趣味やら妄想話やら何やらしょうもない日々を徒然と語ります。


by chiku-nao
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複雑な一日 from Forum to RISKA

昨日のバイトは講演会の控え室待機。
演者の方の荷物番です。

たまに演者の方がやってきては、ちょっとおしゃべり。
とある心療内科の先生から、貴重なお話を聞かせていただきました。
それは、患者との対応のこと。

普通、患者さんの多くは、「先生、どうにかして下さい」と言ってやってくるらしい。
悩みを打ち明け、愚痴を喋りつくし、それだけで満足して帰る患者さんもいるらしい。

でも、それでは治らない。

話を聴いてもらうだけでは、その場は満足かもしれませんが、結局その時だけのこと。
「治す」ためには、自分で何かをしなくてはいけません。
「先生」がどうにかするのではなく、「自分」がどうにかすること。
それを先生は、患者さんに教えるそうです。

昨日は摂食障害の患者さんの治療方法や、「言いたくても言えない」を克服する方法を聞いてきました。
「言いたくても言えない」
これ、私はそんなにないのですが、それでも是非実践してみたいと思ったことです。

毎晩、鏡に向かって、その日言いたくても言えなかった言葉を5回唱える。

約1ヶ月で効果が出るそうです。
大事なのは、練習すること。
自分の努力なくしては治りません。


そんなお話を聞かせていただき、小説も読み終わり、その日のバイトは満足な気分で終了しました。
部屋を片付け、研究室に戻った時、
みんなが私と同じような有意義な時間を過ごしていたわけではなかったことに気付きました。




肩を震わせ、小刻みで乱れた呼吸。
急に引き出しを開け、音を立ててアルモノを探す。
ソレを持って、部屋の隅へ。
カチカチっていう音。
カッターの音。

繊細な人なんです。
ただちょっと、些細なことでも考えすぎてしまう傾向があって・・・。
気配りや気遣いが出来る人なんです。
ただちょっと、頑張りすぎなところもあって・・・。

彼女の友達が急いで駆け寄り、
彼女は「やってないよ」と白くて細い手首を見せる。

私は・・・

私は何も出来なかった。

カッターを取り出すところを見ていても。
前日から彼女が元気なかったことを知っていても。

「大丈夫ですか?」
なんて言葉もかけられない。
そんなこと聞いても「大丈夫」だとしか言わないから。
大丈夫じゃないことはわかっているから。

「何でも相談してください」
なんて言葉もかけられない。
年下の私に、ココロの苦しみを話してくれるとは思えないから。
人に迷惑かけたと思われれば、ますます彼女の傷は広がるから。

「リスカ(リストカット)はダメです」
なんて言葉は絶対にかけられない。
私はリスカしたことがないから。
その人たちの苦しみを共有することは出来ないから。

結局彼女はするまでには至らないらしく、
けれどしたい衝動に襲われるらしく、
カッターの刃を出し、
袖をまくり上げ、
皮膚に冷たい金属を当てるのか、ただ見ているだけなのか・・・

私は・・・

私は彼女の長年の友達でもないし、
親でもない、彼氏でもない。
心療内科の先生でもなく、
精神科の先生でもない。
心理カウンセラーでもない私は、
ただ彼女の隣に座る大学院生。

彼女の力になりたいし、
出来れば彼女を助けてあげたい。
でも、
そう思うことは驕りなのだろうか。

私が何かをしたことで、悪影響が出るかもしれない。
何もしない方が、彼女にとっていいのかもしれない。
何を言えばいいのか、
何を言わない方がいいのか、
何をしてあげればいいのか、
何をさせちゃいけないのか、

これから、どんな風に接していけばいいのか。

専門家じゃないから、どうすればいいのかわからない。
普通に接するのが一番だと思うけど、本当にそれが正しいのか。


正解が欲しいなぁ。
でもきっと、
正しい解があるとは思えないんだけど。

自分の無力さが悲しい。
私が出来ることって、何だろう。。。
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by chiku-nao | 2006-02-19 10:57 | つぶやき